技術コラム

COLUMN

技術解説

砥石の結合剤とは

今回は、砥石の性能を左右する5因子のうちの、研削砥石の「結合剤の種類」について解説します。
 

1.結合剤とは

 結合剤とは砥粒と砥粒を結合させ保持する役割があり、一般的にボンドと呼ばれます。被削材や加工品質条件によって、適切なボンドを選択する必要があります。

2.結合剤の種類



 
ボンドの種類として、ビトリファイド、レジノイド、メタル、電着等があります。保持するボンド材によって研削砥石の性能は大きくことなります。特殊なメタルボンドとして、金属粉末と樹脂を混合して焼結させたハイブリッドメタルボンドなどがあります。メタルの保持力とレジノイドの切れ味を掛け合わせた結合剤となります。また、研削砥石メーカーでは、各社独自のボンド開発を行っており、さまざまな要求に対応した砥石が発売されています。
 
結合剤の切味と寿命の関係性
切味:メタル(M)<ビトリファイド(V)<レジンボンド(B)<電着(P)
寿命:メタル(M)>ビトリファイド(V)>レジンボンド(B)>電着(P)
 
 

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今回は、結合剤の種類について解説しました。研削マスターズでは、あらゆる研削ニーズに対応できる加工設備・蓄積してきた技術ノウハウを基に精密研削加工に対応しております。1個からの単品加工、短納期対応もお任せください。研削加工でお困りの方はまずは研削マスターズにお問い合せ下さい。

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