Machining of Permendur

パーメンジュールの機械加工

パーメンジュールの優れた磁気特性を活かした製品開発をお手伝いいたします。

パーメンジュール製品の一貫生産

パーメンジュールとは

パーメンジュールは、軟磁性材料の中で最も飽和磁束密度の高い材料であり、Feー49%Coの合金材料です。部品の小型化に寄与することができ、省エネルギーで応答性に優れているので近年注目を集めています。
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パーメンジュールの用途

パーメンジュールは基幹部品の用途で利用されることが多く、製品や装置の機能、性能に直接影響する部材でもあります。その為、パーメンジュールを用いた製品の品質や信頼性は高い要求が求められます。

パーメンジュールの熱処理技術

精密コマ写真

パーメンジュール本来の磁気特性を得るためには磁性焼鈍が必要です。磁性焼鈍を施すことで、磁性材料として適切な金属組織が得られ、軟磁性材料の特徴でもある外部より磁場が印加されると磁化されやすく、磁場を取り去ると元に戻りやすいという磁気特性を引き出します。
磁気特性を最大限引き出すため、弊社では水素ガスによる雰囲気熱処理を行っています。加熱温度、保持時間、雰囲気、冷却速度を適切にコントロールすることでパーメンジュールを適正な組織に整えます。

パーメンジュール材の精密加工技術

精密コマ写真

パーメンジュールは、硬く脆く、チッピングしやすい材料であり冷間加工や切削加工が難しく、難加工材料と言われています。加工性を改善する為、バナジウムを2%添加したFe-49Co-2Vが一般的に用いられていますが、一般の構造用鋼と比べると加工性は悪いです。
エンドミルによる輪郭加工では、工具の軌跡(ツールパス)などを考慮し、チッピングが発生しないような加工条件にすることが重要です。Co含有量が多いことから、硬い材料であるが故、削りにくく工具摩耗も著しい為、適切な切削工具を選定して加工することも重要となります。パーメンジュールのような軟磁性材料は、衝撃や振動といった外部の力により歪みが加わると、磁気特性に影響を及ぼす可能性があります。そのため加工時に低切込み等材料の歪みが小さい加工をすることも軟磁性材加工の重要な要素の一つです。

パーメンジュール材の入手性

パーメンジュールはレアメタルのコバルトを約50%も含有する非常に高価な素材であり、また、熱処理技術、難削材の精密加工技術を有し、特性評価を行い、品質保証まで行えるメーカーは少なく、在庫している加工メーカー、業者も多くはありません。弊社では、お客様の新製品開発における評価、試作を迅速に対応する為、各種寸法・形状(帯材、丸材、角材)の素材を少量ですが在庫しております。適材がない場合は調達ネットワークにより素材手配から製品納入までサポートいたします。

パーメンジュール加工品製品事例

株式会社守谷刃物研究所

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